ぽり茶日記

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新宿オールナイト

オールナイトの試写会『The 4400』を観に新宿歌舞伎町へ。
23:15映画館前に到着。開場まで30分、辛抱強く並んで待つ。
後ろに並んだ男の子たちの話が聴くともなく耳に入ってくる。

 A「退屈だから、面白い話しようよ」
 B「いいよ。・・・じゃあね、こないだ会社の後輩が
   『警察から連絡あって、弟が変死したんで早退させてください』て」
 A「変死って!普通に『亡くなった』でいいじゃん。早退理由が変死!?
   じゃ、これ知ってる?60歳まで鯵の開きを魚の名前だと思ってたオヤジ」
 B「何それ!?」
 A「そのオヤジがね、水族館に行ったんだって。で、観終わってから
   『面白かったね。でも鯵の開きはいなかったね』て、言ったんだって」
 B「えーっ!60年間、鯵が開いたまま泳いでると思ってたの?その人」
 A「うん。閉じてる鯵と開いてる鯵は別の種類だとか思ってたんじゃないの?」
 B「信じらんねー!ブワハハッ!」

だんだんオモシロネタもつきて思い出話になってきたんで、後ろに向けていた意識を前方のコマ劇場前広場に向けると・・・

ホームレスのおじさんたちが、布団引いて寝てるよぅ。普通に家にあるような厚みのある敷布団と掛け布団に、おじさん二人が仲良く寄り添って寝てる。
友人によると、銀座のホームレスはブランドのダンボールを使っているそうだ。
エルメスとかシャネルのダンボールハウスに住んでいる銀座の人と、空を天蓋にして布団で寝ている歌舞伎町の人と、どっちがリッチ? ていうか、今年の冬、暖かいといいですね。

左手の建物からオカマバーのおねいさん方がお客さんの見送りに出てきた。
みなさん、スタイルいいんだけど、足の筋肉が男だよね。
お客さんとふざけて、わざと倒れて「いや~ん」とか言ってるかと思えば、試写会の列の男性に「今度ウチの店に来てね、ウフッ♪」て営業したりしてる。とっても健気なんである。(お疲れ様)心の中でつぶやいてしまう私である。


『The 4400』は『24』のような派手なバイオレンス、アクションもなく、超人的タフガイもいないし、金かかってなさそうって感じ。 なのに、ぐいぐい引き込まれる。 子どもの頃大好きだったNHKの少年ドラマシリーズに通じる、ひっそりドキドキ感。(なんじゃそれ?)
6時間があっという間だった。早く第2クールが見たい。


心地よい疲れを感じながら外に出ると空が明るくなっていた。

布団とホームレスのおじさんたちも姿を消していた。
かわりに大勢のボランティアが、ゴミを拾ったり道路にへばりついたガムを剥がしたりしていた。
犯罪の坩堝のような言われ方をしている歌舞伎町の一日も、こんな健全な朝から始まるんだな・・・。

朝日に光るイワシ雲を神妙な気持ちで見上げながら、新宿って変な街だなあ、でも面白い街だなあ、なんて思ったのだった。
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by poricha | 2005-10-20 15:04 | 日記
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オカヤドカリのお世話


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